バイク営業の世界では、売る力だけでなく、「人として好かれる力」も大きな武器になります。
実際、「あの人から買ってよかった」とお客様に言ってもらえる営業マンは、必ずと言っていいほど、接客の“ちょっとした気づかい”を大切にしています。
この記事では、売上に直結するとは限らないけれど、お客様の心をグッとつかむ「小さな気づかい」7選をご紹介します。

① 名前を自然に呼ぶ
「○○さん、これが今日の見積りです」
「○○さんが気になっていたバイク、もう1台入ってきました」
──たったこれだけで、お客様は「自分のことをちゃんと覚えてくれている」と感じます。
名前を自然に呼べる営業は、親近感と信頼感がぐっと高まります。
※ただし、呼びすぎるとわざとらしくなるので注意!
② 話の内容を覚えておく
「前に奥さまがバイクに反対してるっておっしゃってましたよね」
「この前のツーリング、天気どうでした?」
一度話したことを覚えてもらえていると、お客様は感動します。
これは記憶力の問題ではなく、“関心の持ち方”の話です。
ちょっとしたメモや来店履歴を見返すだけでも十分です。
③ 雨の日に「今日は路面が滑りやすいですよ」と一言添える
売ることだけを考えていると出てこないセリフですが、
こうした“安全への気づかい”は、信頼を得る大きな要素になります。
「この人、売るだけじゃなくて、自分のことをちゃんと気にしてくれてる」と思ってもらえるきっかけに。
④ 雨の日はタオルを用意しておく
「濡れちゃいましたよね。これ、よかったら使ってください」
言葉よりも、こうした“行動の気づかい”が心に残ります。
営業マンの本気は、商談外の瞬間にこそ表れるものです。
⑤ 契約・納車時に写真を撮って「記念にどうですか?」
バイクの契約や納車は、お客様にとって特別な日。
笑顔で写真を撮って、その場でLINEで送ってあげるだけで、感動体験になります。
後日SNSにアップされることも多く、紹介やクチコミにつながる可能性も!
バイクがカッコよく写る画角を教えてあげると、とても喜ばれます!
⑥ 来店が重なった時の一言「お待たせしてすみません」
お客様を待たせたくない。でも、どうしてもバッティングしてしまうことはあります。
そんなとき、無言で接客を始めるのではなく、
「お待たせしてしまってすみません、すぐご案内しますね」
の一言を添えるだけで、印象が全く変わります。
⑦ 「今日は下見だけですよね。安心して見ていってください」
買う気がなくても来店してくれた方には、プレッシャーをかけず、安心してもらうことが何より大事です。
この一言があることで、お客様は「次も来よう」と思ってくれるようになります。
結果として、のちの成約や紹介にもつながります。
まとめ|気づかいは“売らない瞬間”に現れる
営業のスキル=売る力と考えられがちですが、
実は売れる営業マンほど、“売らない瞬間”に力を発揮しています。
・名前の呼び方
・記憶力ではなく関心力
・日常のちょっとした気づかい
こうした要素を日々の接客に取り入れるだけで、
「この人から買いたい」と思ってもらえる確率は、確実に高まります。
数字は後からついてきます。
まずは「人として好かれる営業」を、目指していきましょう。
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