北海道をツーリングしたことがある方なら、誰もが口を揃えて言います。
「想像以上だった」
でもそれは、ただ美しいとか感動したという話だけではありません。
本記事では、北海道在住ライダーである筆者が、実際に北海道を走って「本州と全然違う!」と感じたリアルな驚き5つをお届けします。
初めて北海道を走る方には、きっと役立つ内容です。

① 距離感バグってる。片道300kmが“日帰り感覚”?
北海道ツーリングでまず驚くのが、距離感の狂いです。
例えば、本州なら「往復300km」はそれなりに長距離。でも、北海道では「片道300km」が普通の感覚になります。
理由は明確。
- 渋滞が少ない
- 信号が少ない
- ずっと一定ペースで走れる
その結果、1日500〜700kmでも体力的に走れてしまうのです。
「今日、稚内まで行って帰ってきました〜」なんて人、ザラにいます。
📌注意:ペースが上がるぶん、疲労や集中力の低下にも要注意!
② 真夏でも「え、寒っ…」ってなる
8月でも、山間部や海沿いを走ると平気で15℃を下回ります。
特に霧が出ると体感温度は激下がり。
本州の感覚で「夏装備でOK」と来ると、ガチで震えます。
おすすめは:
- コンパクトな防風インナー or ウィンドブレーカーを持っていく
- ネックウォーマーがあるとかなり違う
📌寒さは疲労を倍増させます。体温維持は安全運転にも直結!
③ トイレ・ガソリンスタンドが遠すぎる
「次のスタンドまで50km以上」という区間、普通にあります。
特に道東・道北方面は要注意。
ナビや地図で「ちょっと寄ればいいか」と思っても、営業時間外・廃業済みのパターンが意外と多いです。
対策:
- 燃料は早め早めの補給を
- トイレも“次に行けば”じゃなく“今行く”意識で
📌無理に走り続けてガス欠や我慢→集中力低下→転倒のリスク増!
④ 動物の飛び出しが日常茶飯事
エゾシカ、キツネ、タヌキ、カラス…北海道の動物は“バイクを避けない”です。
特に朝夕の時間帯、森の近くを走っているといきなり出てくる!
「道路脇でこっち見てるな〜」→次の瞬間、飛び出すことも。
対策:
- 林道・山間部では特にスピード控えめで
- 「出てくる前提」で視線を先に置く
📌シカと正面衝突はマジで危険。ライダーが吹っ飛ぶ事故も実際に起きています。
⑤ 感動が多すぎて“景色疲れ”する
北海道の道は、走るたびに絶景。
でも、それがずーっと続くとどうなるか?
「うわー…」「やば…」と感動し続けて、脳が疲れます。笑
とくに海沿いや丘陵地帯では、写真を撮りたくなる衝動に何度も襲われ、
気づいたら全然進んでないなんてことも。
📌休憩&食事ポイントをあらかじめ設定しておくと、時間配分がラクになります!
まとめ|北海道は“美しさと過酷さ”が同居する場所
北海道は本当に感動的なツーリングフィールドです。
ただしその反面、「距離・寒暖差・補給・動物」など、本州ではあまり経験しない要素がライダーに試練を与えてきます。
でもそれがまた、北海道の魅力。
▶ 想定外を楽しむ
▶ トラブルを語れる思い出に変える
その気持ちを持って走れば、北海道ツーリングは一生の宝になります。
さあ、次の休みに、北の大地へ走りに行きませんか?
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