こんにちは。
気づけば今までに30台近くのバイクを所有してきた30代後半のバイク好きです。
「なんでそんなにコロコロ乗り換えるの?」とよく聞かれますが、今日はその理由と、長年の経験で見つけた“乗り換えを続けられる手法”をお伝えします。
1. なぜこんなに乗り換えたのか
バイク好きにも色々なタイプがいます。
一台を長く大事に乗る派と、気になるバイクはどんどん乗ってみたい派。
私は完全に後者です。
初めて乗った原付スクーターで完全にバイクの魅力にハマり、そこから人生のほぼ全てをバイクに注ぎ込んできました。
買い方は基本ローン。
まだ「サブスク」なんて言葉が広まる前から、「月々2万円はバイクにかかるもの」という前提で家計を組み、気になるバイクが月2万円のローンで買えるなら即乗り換え。
下取りを計算してもらうのは当然です。
社会人になって収入が上がり、家賃補助も出るようになると、多い時は月10万円のバイクローンを払っていました(笑)。
他に趣味もなく、友達付き合いも少なかったので、「人生一回きりだし、乗りたいバイクに乗らないで死にたくない!」という名言(?)を胸に、将来を考えず欲しいバイクを片っ端から乗っていました。
まさに人生ノーガード戦法(笑)。
多い時は一年に4回乗り換えたり、4台同時所有していたこともありました。
2. 乗り換えを続けられた家計の工夫
さすがに今は結婚して子どももいるので、所有は1台、乗り換え頻度も2〜3年に1回になりました。
それでも乗り換えを可能にするための家計管理は続けています。
ポイントは以下の通りです。
- 中古車を選ぶ
- 高すぎるバイクは選ばない(100万円以下を目安) → 頭金が少ない状態で高額車両を買うと、月々の支払額が大きく、乗り換えづらくなる
- 過走行でも大事に乗られてきた車両を狙う
- 保証付き中古を選び、消耗品交換の出費を抑える
実際、過走行車両は安く買える反面、故障リスクがあります。
でも私の場合は乗り換えスパンが短いので、壊れる前に次のバイクへ(笑)。
しかも、なかなかこの頻度で乗り換えを続けるお客さんは珍しいので、店からは確実に“太客”扱いされます。
好みも把握してもらいやすく、条件の良い車両を提案してもらえることも。
3. バイク選びの変遷
- 初期:見た目重視でネイキッド・メガツアラー・SSへ
- 中期:全メーカー制覇を目指す
- 後期:エンジンレイアウト重視(並列→V型→水平対向など)
- 現在:生活環境や家族構成の変化で、短時間でも楽しめる小排気量
最初のうちは「とにかくカッコいいバイク」に目が行っていましたが、5台くらい乗ると、同じエンジンレイアウトでは乗り味の違いが少ないことに気づきました。
そこで、今乗っているエンジンとは違うレイアウトを選ぶルールを導入。
これが大正解で、同じメーカーでも全く別物のように感じられ、乗り換えの満足度が爆上がりしました。
4. 乗り換えで得られたメリット
- 友人や同僚のバイク選びのアドバイスが的確になった
- お客様にリアルな乗り味や特徴を伝えられる(営業にも直結)
- 欲しいバイクの絞り込みが早くなった
この経験は、今ではバイク販売の仕事にも直結しています。
ジャンルやエンジン特性の違いをリアルに説明できるので、バイク選びのサポート役としても役立っています。
5. 失敗も楽しむマインド
もちろん、乗り換えたはいいけど乗り味が全然合わず、すぐ手放したことも何回かあります。
金銭的には痛いですが、「いい経験ができた」と割り切って楽しみます。
だからこそ、最終的には見た目が好きかどうかが重要。
どんな乗り味でも、見た目が好みなら不思議と楽しめるからです。
まとめ
一台を長く乗るのも素晴らしいですが、乗り換えまくるのも一つの楽しみ方です。
特にエンジンレイアウトやジャンルの違うバイクを経験すると、バイクの面白さが何倍にも広がります。
あなたも「いつか乗りたい」と思っているバイクがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
私のように30台乗れとは言いませんが、その一台が、あなたの人生の景色を変えるかもしれません。
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