「話しかけても、お客さんがなかなか心を開いてくれないんです…」
これは、新人営業マンによくある悩みのひとつ。
実際、話しかけても会話が進まず、お客さんがそのまま退店してしまう――。
連絡先ももらえず、次に繋がらない。
✅ 結論:いきなり本題に入らないこと
商談に繋がらない理由は、お客さんが“心を開いていない”うちに本題に入ってしまうからです。
でも実は、
一見関係のないような雑談が、
商談のための“ヒアリング”になっていることも多いんです。
🧩 事例:新人営業マンケンジくんの実話
ケンジ:「話しかけても、会話が続かないんです…」
店頭で悩む新人のケンジくん(仮名)。
その様子を見て、私はこんなやり取りをしてみました。
✅ ケンジくんの実際の会話

いらっしゃいませ!今日はどうされたんですか?



あ、見に来ただけです



ありがとうございます!ゆっくり見ていってくださいね!
(数分後…)



いいバイクありましたか?



どれもいいですね〜



どんなバイクをお探しでしたか?



また来ます〜



またお待ちしてます!
🤔 ありがちなパターンの落とし穴
「どうされたんですか?」は構えさせる言葉
「いいバイクありましたか?」は答えにくい
深掘りの前に“警戒モード”が解除されていない
✅ 改善例:雑談から始める“ゆきヘル式ヒアリング”



いらっしゃいませ!今日はいい天気ですね〜!今日はバイク乗らないんですか?



今はバイク持ってないんですよ〜



そうでしたか!前はどんなバイクに乗ってたんですか?



〇〇に乗ってました



〇〇ですか!いいバイクですよね!何年くらい乗ってたんですか?



○年くらいかな



なんで手放しちゃったんですか?



子どもが生まれたタイミングで…
── このように、自然な流れで会話が続きます。
🎯 この雑談だけで得られた情報(=ヒアリング)
1.今はバイクを持っていない
2.過去に乗っていた車種と年数
3.バイクを降りた理由(家族)
4.そろそろ再開したい気持ちがある
5.家族の反応・状況
6.気になっているバイクがあるかどうか



バイクの話に入る前に、こんなに話し込むんですね!



そうだよ!“雑談=準備”なんだよ
お客さんが話しやすくなる空気を作って、
その中から必要な情報を自然に集める。
それが、「売れる営業マン」のファーストアプローチです。
📝 まとめ:まず“雑談力”を鍛えよう
- いきなり「何をお探しですか?」はNG
- 雑談の中に、ヒアリングのヒントが詰まっている
- 会話を焦らないことで、お客さんの本音が出てくる
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