共感トークの作り方7選
はじめに|「共感」は信頼の入口
営業現場で、「この人、感じいいな」とお客様に思ってもらえる営業マンは、成約率が高い傾向があります。
なぜなら、お客様は“商品のスペック”ではなく、“自分をわかってくれる人”から買いたいと思うからです。
そして、その「わかってくれている」と感じてもらう鍵こそが――共感トークです。
共感とは、“同意”ではなく“理解の姿勢”
「共感」と聞くと、「私もそう思います!」と同意することだと思われがちですが、営業における共感とはもっと広い意味を持ちます。
- お客様の言葉を否定せずに受け止める
- 不安や葛藤を言葉にしてあげる
- 「そうですよね」と気持ちに寄り添う
つまり、**共感とは“わかろうとする姿勢”**そのものなのです。
共感トークの作り方7選
では実際に、営業の現場で「この人、わかってるな」と思ってもらえるトーク例を7つご紹介します。
①「たしかに、そこ気になりますよね」
例:
お客様「冬の保管方法ってどうすればいいの?」
営業「たしかに、そこ気になりますよね。実際、他のお客様からもよく聞きます」
📝ポイント:
否定せず“共感+事例”で安心感を出す。
②「僕も最初そうでした!」
例:
お客様「バイクって、最初はちょっと怖くて…」
営業「僕も初めてのとき、めちゃくちゃ緊張しました!」
📝ポイント:
自分の体験を添えると、一気に距離が縮まる。
③「みなさん悩まれるところです」
例:
お客様「250と400でずっと迷ってるんです…」
営業「みなさん悩まれるところです。正直、どちらも良さがあるので…」
📝ポイント:
“あなただけじゃない”と伝えることで、安心感を生む。
④「そういう使い方、いいですね」
例:
お客様「キャンプにも使えたらなって」
営業「いいですね!最近アウトドア系のお客様も増えてて、相性いいんです」
📝ポイント:
提案より先に“肯定”で受け止めるのがコツ。
⑤「その気持ち、すごくわかります」
例:
お客様「前のバイクが好きすぎて手放せなくて…」
営業「その気持ち、すごくわかります。愛着ってありますもんね」
📝ポイント:
“感情の共有”は、共感の王道。
⑥「僕も、同じ悩みがありました」
例:
お客様「こっちの見た目も捨てがたくて…」
営業「僕も、同じ悩みがありました。選べないですよね〜」
📝ポイント:
感情を肯定すると、心理的な壁が一気に下がる。
⑦「大丈夫です、みなさん同じです」
例:
お客様「初めてだから、何から見ればいいかわからなくて…」
営業「大丈夫です、みなさん同じです。ゆっくり見ながらお話しましょう」
📝ポイント:
“安心の一言”は共感の最短距離。
共感トークができると、営業がラクになる
共感は、契約を急がせることも、プレッシャーをかけることもありません。
むしろ、お客様の“心のブレーキ”を自然に緩めてくれる、営業の潤滑油なのです。
そして面白いことに、共感されると、お客様は自分の本音を話し始めます。
よくあるNGパターン|共感してるつもりがズレている
- ❌「それならこっちがいいですよ!」→ 話を遮っている
- ❌「前のお客様も同じでした!」→ 経験談を語るだけで相手に向いてない
共感は、**“自分のことを話す”のではなく、“相手の気持ちを汲む”**ことが大前提です。
まとめ|「わかってくれる営業」に人は心を開く
売れる営業は、話が上手なのではありません。
お客様の“気持ちを汲み取っている”から信頼されるのです。
そして信頼があるからこそ、
「この人から買おうかな」と思ってもらえるのです。
✅ 今日からできる実践ポイント
- ✔ 相手の気持ちを“否定せずに受け止める”
- ✔ 経験や感情を共有して「距離を縮める」
- ✔ 「あなただけじゃない」と伝えて安心をつくる
- ✔ 提案よりも“共感”を先に
- ✔ 共感ワードは、会話のスタートに入れるだけでOK!
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