──お客様の心を一瞬で開く、第一印象づくりの極意とは?
✅ 「営業は第一印象が9割」ってホント?
「営業は第一印象が大事」──これはもう、あらゆるビジネス書や研修で言われる定番フレーズです。
でも実際、現場で新人営業の動きを見ていると、
- 表情がこわばっている
- 自己紹介が棒読み
- 雑談のつもりが話しすぎている
など、「もったいない初動」をしているケースが非常に多い。
実は、**最初の3分で“やるべきこと”と“やってはいけないこと”**が明確にあります。
この記事では、初対面でお客様の警戒心を解き、信頼される営業になるための「3分ルール」を紹介します。
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✅ 営業における“初動の3分”が持つ影響力
人は第一印象で「信用できるかどうか」を決めると言われています。
心理学の研究でも、最初の90秒〜3分で形成された印象は、その後の言動にも強く影響するとされています。
つまり──
❌ 最初で“苦手そう”“自信なさそう”と思われたら、
→ どんな良い提案をしても届きづらくなる。
逆に、
✅ 最初に“感じがいい”“話しやすい”と思ってもらえたら、
→ 少々のミスや不備も好意的に見てもらえる。
だからこそ、最初の3分にこそ営業の神経を集中すべきなんです。
✅ 売れる営業マンが最初の3分でやっていること
では、実際に「売れる営業マン」は、初対面の3分で何をしているのか?
答えはシンプル。
お客様との“安心感”と“共通点”を一瞬でつくっている。
これをさらに具体的にすると、以下のような要素が含まれます:
① 「第一声」は声のトーンとスピードに全意識を集中!
最初の一言は、内容以上に「声の出し方」が大切です。
- 声が小さい → 不安そう
- 早口 → 焦っている印象
- 声が暗い → 自信がないように見える
✅ 重要なのは、少しゆっくり・明るく・少し大きめの声で話すこと。
たったこれだけで、「この人は落ち着いている」「信頼できそう」という印象を持たれます。
② 自己紹介では“背景”を伝える
「○○店の田中です」だけでは、ただの名乗り。
そこに「自分の役割」や「なぜ今日担当になったか」を添えるだけで、安心感がぐっと増します。
🟢 例:「私は普段、中型〜大型のバイクを中心に担当してまして、今回は250ccをご検討されてると聞いて、お手伝いさせていただくことになりました」
→ 「あなたのために来た感」が出て、印象がよくなります。
③ 相手の“見た目・持ち物・話し方”を観察して共通点を探す
お客様が話しやすいと感じるのは「この人、なんとなく自分と合いそう」と思えたときです。
そこで、最初の数分間は「共通点を探す雑談力」がものを言います。
- 趣味のキーホルダー →「○○お好きなんですか?」
- バイクのヘルメット →「いい色ですね!モデルは○○ですか?」
- スマホのケース →「そのデザイン、自分も気になってました」
共通点は“価値観の近さ”を感じさせ、会話をスムーズにします。
④ 会話の主導権を握らない
緊張すると、つい「話さなきゃ!」と焦って話しすぎる人がいます。
でも初対面で重要なのは、会話の“流れ”を相手に委ねることです。
雑談をしながら、お客様が話したくなるのを待つ。
質問のトーンも「答えやすいもの」からスタート。
🟢 例:「今日はバイクでいらっしゃったんですか?」
→ YES/NOで答えられる、気軽な問いが会話の扉になります。
✅ 逆にやってしまいがちなNG行動
- ❌ 一気にスペックや商品の話を始める
- ❌ 相手の話を遮って被せる
- ❌ 自慢話や“語り”に走る
- ❌ 笑顔なし、うつむき姿勢で接する
これらはすべて「この人と話したくない」と思わせてしまう原因です。
✅ まとめ|3分で「味方だ」と思わせる
営業は、最初の3分で「この人は自分の味方になってくれそうだ」と思ってもらえるかがすべて。
無理に売ろうとしない。
まずは“空気を整えること”に集中する。
そのために意識すべきことは:
📌 実践チェックリスト
✅ 声のトーンとスピードを意識した挨拶
✅ 自己紹介+「なぜ自分なのか」の背景づけ
✅ 共通点を探す観察&雑談力
✅ 相手に主導権を預ける聞き方
✅ 商品説明より「安心感」を先に与える
たった3分の積み重ねが、「またあなたにお願いしたい」という指名や紹介につながっていきます。
あなたの最初の3分、見直してみませんか?

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