アスファルトが柔らかくて、サイドスタンドが埋まる問題とは
北海道でのツーリング、広大な景色に心もバイクも開放的になる一方で、「えっ、ここでバイク倒れるの!?」という落とし穴があるのをご存知でしょうか?
その原因は、“北海道特有のアスファルトの柔らかさ”にあります。
❄ なぜ北海道のアスファルトは柔らかい?
北海道は冬季の積雪と寒冷地仕様のため、アスファルト舗装の作りが本州とは異なります。
ざっくり言うと、以下のような特性があります。
- 寒冷地仕様で柔軟性重視 凍結によるクラック(亀裂)を防ぐため、アスファルトの合材に柔らかさを持たせています。
- 路面温度が上がりやすい 夏の直射日光でアスファルト表面温度は50〜60℃に達することも。結果として、柔らかくなりやすい。
この“柔らかいアスファルト”に、細いサイドスタンドが沈み込んでいく現象が多発します。特にロングツーリング中、コンビニや道の駅で駐車した際など、ふとした瞬間にスタンドがめり込んでいくと、バイクがあっけなく転倒…なんてことも。

💥 実際に起きた転倒例
筆者(バイク店店長)も、お客様からこんな声を聞いたことがあります。
「道の駅で10分ほど停めて戻ったら、バイクが傾いててヒヤッとした…」
「コンビニの駐車場に停めた直後、後ろから“ガシャーン”って音がして倒れてた…」
倒れたバイクはミラーが折れ、ウインカーが割れ…高額修理コースへ。
せっかくの旅が一瞬で台無しになる瞬間です。

🛡 対策グッズはコレ!「サイドスタンドパッド」
そんな時に役立つのが【サイドスタンドパッド】。
別名「スタンドプレート」や「スタンド皿」とも呼ばれます。
送料無料 ベースプレート サイドスタンドパッド バイク用 キックスタンドパッド スタンドプレート スタンド下敷き 二輪 プレート 傷防止 キズ防止 モーターサイクル 外装パーツ用 バイクアクセサリー シンプル 簡単 便利 価格:310円(税込、送料無料) (2025/8/2時点) 楽天で購入 |
✅ 特徴
- スタンドが地面に食い込むのを防ぐ
- アスファルト以外にも、砂利・土・芝生でも安定
- 軽くて薄く、タンクバッグやポケットに入る
100円ショップで売っている“樹脂製のまな板”を切って自作する猛者もいますが、最近はアルミ製やカーボン柄など、カッコいい専用品も多く出ています。

🧳 代用品として使えるものは?
緊急時に役立つ、身近な代用品を紹介します。
代用品 | 安定度 | 備考 |
---|---|---|
缶詰のフタ | ◯ | 曲がりやすいので使い捨て前提 |
石ころ・木片 | △ | 安定しない場合もある |
厚手の名刺ケース | △ | 一時しのぎには有効 |
靴底 | × | オススメしません(倒れた事例あり) |
「荷物減らしたい!」という声もありますが、転倒で受ける精神的・金銭的ダメージを考えると、パッド1枚の軽さと安心感はコスパ最強です。
📌 まとめ|“道民ライダーあるある”を侮るな
北海道のツーリングは最高ですが、道外ライダーが見落としがちなポイントも多いです。
- 暑い夏はアスファルトが“沈む”
- スタンドが埋まってバイクが勝手に倒れる危険性あり
- 「サイドスタンドパッド」はマストアイテム!
「まさかこんなところで!?」と後悔しないように、出発前にひとつ忍ばせておきましょう。
🏕 おまけ|キャンプ場や砂利駐車場でも大活躍!
このサイドスタンドパッド、北海道ではキャンプ場や未舗装の林道駐車場などでも重宝されます。
特に、アドベンチャーバイクのように重量がある車両は要注意。
旅の安心は、地味なアイテムの積み重ねから。
コメント