〜その思い込み、チャンスを逃してるかも？〜
はじめに｜「売れない理由」は、案外“自分の中”にある
「なぜか売れない…」
「お客様の反応がいつもイマイチ…」
そんな悩みを抱える営業マンの多くが、無意識のうちにやってしまっているのが、
“勝手な前提”で動いてしまうこと。
営業は「事実」より「思い込み」に左右される仕事。
だからこそ、自分の中にある前提を疑うことが、売れる営業への第一歩になります。
今回は、営業歴15年・店長歴10年の私が、現場で実際に見てきた
**「売れない営業マンがやりがちな思い込み5選」**を、改善ポイントとともにご紹介します。
①「この人はどうせ買わないだろう」という見た目ジャッジ
🌀 ありがちな思い込み例
- 服装がラフ → 冷やかしだと決めつける
- 若い → お金がなさそう
- 家族連れ → 話しかけづらい
こうした先入観で「対応を変える」と、お客様にはすぐ伝わります。
でも実際は、見た目が“買わなそう”な人ほど即決するケースも少なくありません。
✅ 改善ポイント
「誰でも“買うかもしれない人”として接する」
興味がなければそもそも来店しません。
会話しながら実像を探っていきましょう。
②「この説明、きっと知ってるだろう」と省略してしまう
営業に慣れてくるとつい出てしまう罠。
- 「お客様も調べてるだろうし…」
- 「ここは飛ばしていいかな…」
- 「この話、興味なさそうだな…」
こうした“知ってる前提”での省略は、安心感を奪う行為でもあります。
✅ 改善ポイント
「ご存知かもしれませんが、念のため…」とワンクッション。
説明の丁寧さは、信頼の種になります。
③「聞かれなかったから言わなくていい」と思っている
質問されなければ説明しない、というのは受け身すぎる営業。
実は「質問の仕方が分からない」お客様も多いんです。
✅ 改善ポイント
「気になる方が多いのは…」「よくあるご質問は…」と先回り提案。
“聞かれていないけど喜ばれる情報”は、信頼を勝ち取る武器になります。
④「この予算ならこのモデルしか出せない」と思い込む
金額を聞いた瞬間に、提案を狭めていませんか？
予算＝希望ではなく、「納得できるなら出せる額」という人も多いです。
✅ 改善ポイント
「この価格帯ではAが人気ですが、もう少し出せるならBという選択肢もあります」
**“選ばせる営業”**は、納得と満足を生み出します。
⑤「自分だったらこう選ぶから、きっとこの人も…」という感情投影
バイク好きな営業マンが陥りがちなのが、自分の好みの押しつけ。
- 「僕なら250ccは選ばない」
- 「このジャンル、飽きるんだよな」
- 「このメーカー、正直イマイチかも」
お客様の価値観と自分は違うという前提を忘れないことが大切です。
✅ 改善ポイント
「僕は〇〇が好みですが、お客様の使い方なら△△も合うかもですね！」
中立の立場から選択肢を提示することで、お客様の“納得”を引き出せます。
まとめ｜営業の敵は「思い込み」
売れない理由は、商品でもスキルでもなく、
“自分の思い込み”が商談の邪魔をしているケースが本当に多いです。
☑ 自分に問いかけてみましょう：
- 「事実を確認せず、決めつけていないか？」
- 「自分と相手の価値観を混同していないか？」
たった一つ視点を変えるだけで、
お客様の反応がガラッと変わることもある。
まずは今日の接客から、意識してみてください。
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