売れる営業は“話す順番”が違う|刺さるトークの組み立て方


目次

はじめに|「話しているのに売れない…」と感じていませんか?

「一通り説明はしたのに、なぜか響いていない」

「話すことは多いのに、成約にはつながらない」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、営業でうまくいかない理由の多くは**“話す順番”のズレ**にあります。

いくらトークの内容が良くても、

聞くタイミング・言う順番がズレていると、相手の心には届きません。


話す内容ではなく、話す“順番”が刺さる営業をつくる

売れる営業マンは、すごいトークテクニックを使っているわけではありません。

ただ、**「聞いて→共感して→提案して→クロージングする」**という順番を丁寧に守っているだけなのです。

逆に売れない営業ほど、

✔ いきなり商品説明を始める

✔ お客様の話を遮って「自分の言いたいこと」を先に言う

✔ クロージングが唐突すぎて、お客様が引いてしまう

というように、順番がバラバラになってしまっています。


売れる営業トークの「型」はこれ!

ここからは、実際の商談で使える「刺さるトークの流れ」を5ステップに分けて紹介します。


STEP①:アイスブレイク(雑談)

商談のはじめは雑談からスタートしましょう。

「今日はバイクで来られたんですか?」

「すごく寒いですね〜道混んでなかったですか?」

→ この時点でお客様の緊張を解いて、会話の“土台”をつくることが重要です。

このフェーズを飛ばしてしまうと、相手がガードを下ろさないまま話が進んでしまい、後の提案が刺さらなくなります。


STEP②:ヒアリング(聞く)

雑談で空気がほぐれたら、本題に入る前に聞くことが第一優先です。

「今日はどんな目的でご来店されましたか?」

「普段、どこに走りに行くんですか?」

→ この時に意識するのは、YES/NOで終わらせない質問をすること。

“相手の価値観”や“理想の使い方”を引き出せれば、次の提案がグッと楽になります。


STEP③:共感・整理

ヒアリングした内容に対して、すぐに提案を始めるのはNG。

まずは一度、受け止めて共感しましょう。

「たしかに、車検があると維持費が気になる方、多いです」

「昔乗ってたバイクに似てるものを探してるんですね、わかります!」

→ この共感のひと手間があるだけで、相手は「この人、話が分かる」と安心します。


STEP④:提案

ここで初めて、お客様の話を踏まえたうえでの提案を行います。

「〇〇さんの使い方だと、この車種がちょうどよさそうですね」

「キャンプにも使う予定があるなら、荷物積載しやすいこっちのタイプも人気です」

→ ポイントは「商品紹介」ではなく「お客様の未来を描く提案」にすること。

お客様は“商品”ではなく、“その商品で得られる体験”を求めています。


STEP⑤:クロージング

提案が終わったら、すぐに売り込むのではなく、選択肢を示すようにクロージングします。

「ご予算のイメージとしては、AとBどちらが近いですか?」

「この中なら、気になるのはどれになりそうですか?」

→ ここでは“売る”のではなく“背中を押す”感覚で接するのがポイントです。

即決を促すのは、このステップが終わってからでも遅くありません。


NG例:話す順番がバラバラな営業

❌ いきなり「こちらが人気車種でして…」と説明スタート

❌ お客様が話している途中で割り込み

❌ 予算も聞かずに高額モデルを紹介

❌ 「決めていただけるならお値引きします!」と突然のクロージング

→ これでは、「売られた感」が強くなり、お客様は一気に警戒モードになります。


まとめ|トーク力より、“順番の整え方”が営業のカギ

「何を話すか」よりも「どの順番で話すか」が重要。

売れる営業マンほど、情報を段階的に伝えることで、相手の信頼と納得を積み上げています。


✅ 今日からできるポイントまとめ

  • 雑談→ヒアリング→共感→提案→クロージング
  • 相手が話したがる空気をつくる
  • “提案の押し付け”にならないよう、話す前に聞く
  • 一言共感を入れるだけで、流れが一気にスムーズになる
  • クロージングは「選ばせる」「確認する」形で自然に

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