海外と日本で盗難されるバイクは違う?その理由と背景を徹底解説


「なぜ海外と日本で、盗まれるバイクの傾向が違うのか?」

この疑問には、国ごとの交通事情・流通経路・需要が密接に関係しています。

本記事では、日本と海外(特に欧州圏)で盗難の多い車種の違いを明らかにしながら、
その理由と背景、そしてそれぞれに合った防犯対策まで解説していきます。


目次

日本で盗難されやすいバイクの特徴

日本では以下のような車両が盗まれる傾向があります。

✅ ① 小型スクーター(50〜125cc)

  • ホンダ PCX、ディオ、ヤマハ ジョグ、スズキ アドレスなど
  • 特に鍵が簡素な旧モデルや、マンション下の駐輪場に多く放置されがちな車種

🔍 理由: 軽くて持ち運びしやすい/鍵の防犯性能が低い/売却先が豊富(整備不要で売れる)

✅ ② 人気の250cc〜400ccクラス

  • CBR250RR、Ninja 250、CB400SFなど
  • 若者に人気・中古市場で高値/パーツ目的でも狙われる

🔍 理由: 国内需要が安定/パーツの転売市場が活発/ナンバー付け替えが容易

✅ ③ カスタム・旧車系

  • モンキー/ダックス/Z系/ホークなど
  • 「一品物」としての価値が高く、SNSでの投稿が多い車種

🔍 理由: プレミア価値/マニア需要/外観で価値が伝わりやすい


海外(欧州)で盗難されやすいバイクの特徴

一方、欧州では以下のような車両が特に狙われています。

✅ ① 高級アドベンチャー&ツーリングモデル

  • BMW R1250GS/R1250RT、Yamaha Tracer、Honda Africa Twinなど

🔍 理由: 本国での需要が高く、転売・部品取り目的/高額修理に使える

✅ ② スーパースポーツ・ネイキッドモデル

  • Yamaha MT-09/MT-07、KTM 1290 Super Duke、S1000RRなど

🔍 理由: 若年層人気・見た目の迫力/パーツ単価が高い/軽くて扱いやすい

✅ ③ 125ccスクーター(PCX、Xmaxなど)

  • 特にイギリスやフランスでは、デリバリー需要が高く、車体が高騰中

🔍 理由: 通勤・宅配市場が安定している/盗難→再販→再登録が簡易化されている


日本と海外で盗まれる車両が異なる理由とは?

① 道路環境と免許制度の違い

  • 日本:都市部では50〜125ccが最も実用的。車検や維持費の兼ね合いから、250cc以下が人気。
  • 欧州:高速道路や長距離移動が多く、600cc以上の需要が高い。

② 販売・転売ルートの違い

  • 日本:ヤフオク・メルカリなど個人売買サイトや、パーツショップが転売の場に。
  • 欧州:盗難車が一部東欧・中東などへ流されるケースも(密輸)

③ 防犯対策意識・ガレージ文化の差

  • 日本:屋外駐輪・ロック1本で済ませている人が多い
  • 欧州:ロック複数+GPS装着が標準/一部地域では監視社会化が進んでいる

④ 犯罪グループの組織力とターゲティング精度

  • 欧州:複数人による短時間での持ち去りや追跡/トラックごと積載が主流
  • 日本:単独〜2人組の“抜き取り型”が多く、アラームやロックを突破してくる

あなたのバイクはどっちのタイプ?防犯の見直しを

自分の車両が「日本で盗まれやすい特徴」「海外でも人気のあるモデル」に該当するなら、
複数の防犯対策を組み合わせて実施する必要があります。

✅ 見えるロック(U字・チェーン)+地球ロック
✅ GPSトラッカー+スマホ通知
✅ SNS投稿の見直し(ナンバー・場所を写さない)
✅ 駐輪場所の再選定(照明・人通り・監視)


まとめ|盗難傾向の違いを知れば、守り方も見えてくる

バイク盗難の傾向は国によって違いますが、共通しているのは「狙われやすいバイクには理由がある」ということ。

海外の盗難傾向も参考にしながら、自分のバイクの“弱点”を洗い出し、今できる防犯対策を一つずつ実行していきましょう。

盗まれてからでは遅い。守れるのは、あなたの意識です。

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