秋の北海道ツーリングで必須の持ち物リスト|寒さ・雨・トラブル対策も解説

皆さんこんにちは!

北海道でバイク屋の店長をしているゆきヘル店長です。

私が本州から北海道に転勤して10年以上経ちました。

最近は北海道の夏も暑くなってきたので、涼しくなってきた秋にツーリングを楽しもうと計画を立てている方は多いと思います。

北海道はライダーにとって憧れの地。その中でも「秋」は紅葉が美しく、空気が澄んでいて走る喜びを感じやすい季節です。しかし同時に、朝晩の冷え込みや天候の急変、観光地や給油所の営業時間短縮など、

注意すべきポイントが増えるのも事実

準備不足でツーリングを楽しめないのはもったいないですよね。

この記事では、秋の北海道ツーリングで必須の持ち物リストを、実体験を交えながら解説します。

皆さんのツーリングが快適で楽しいものになるように、参考にしていただければ幸いです。


目次

なぜ秋の北海道ツーリングは準備が重要なのか

朝晩の寒暖差が大きい


秋の北海道は昼と夜で気温差が10℃以上になることもあります。夏用ジャケットだけでは寒さに耐えられず、ツーリングを断念するライダーも少なくありません。感覚的には、関東の11月くらいのイメージをして、準備して来た方がいいと思います。

天候が変わりやすい

山間部では晴れていたのに、急に霧や雨に包まれることも日常茶飯事。雨具を持っていないと、体温を奪われ低体温症などの危険な状況になります。一日300km~500km走行する方も多いので、天候の変化は当たり前と考えてください。(本州だと県をいくつか跨ぐような距離です。)

観光地や給油所がシーズンオフに入り始める

10月以降は観光施設やスタンドの営業時間が短くなり、ガソリン切れで立ち往生するケースも。秋は「補給計画」も重要になります。通常のシーズン中でも、土日は休んでいたり、Googleマップで確認したら営業中なのに、実際訪れたら廃業していたということがあります。


秋の北海道ツーリング必須の持ち物リスト

防寒対策グッズ

防風インナー

この装備があるかないかで、快適感が大きく変わる大事な装備です!

防寒目的ではないので、薄手のもので十分。

暖かさの部分はレイヤードで補うことで、モコモコにならずに済みます。


ダウンベスト

防風インナーの下に、ダウンベスト。

私はユニクロのスーツの下にも着用できるモデルを好んで着用します。

襟なしにすることで、ネックウォーマーを使った時に首元のゴワつきを最小限にできます。

また、薄いのでバイクの操作にも影響が出にくいです。


ネックウォーマー

首元は超大事!私も使っているクシタニのネックウォーマーです。

暖かさもあり、後ろ側がカットされているので、通常の筒タイプよりかさばらず首が動かしやすいです。

10年くらい使用していますが、まだまだ現役です。


カイロ(貼るタイプ)

お腹や背中はもちろん、足の裏に貼り付けると冷え込みが厳しい時間帯を快適に過ごせますよ!

気持ち多めに持っていくと安心です。


秋の北海道は「冬装備で走る」と考えた方が安心です。特に首元を守ると体感温度が大きく違います。

レインウェア

ゴアテックスなど透湿防水のレインウェアは必須。突然の雨風にも対応でき、寒さ対策としても役立ちます。ただ、レインウェアは消耗品なので、2−3年で買い替えしていくと雨の染み込みが少なく、気持ちよく使えます。


グローブ2種類(夏用・防寒用)

夏用と防寒用の2種類を用意しましょう。標高が高い峠や朝晩の走行では、防寒グローブがないと手がかじかんで操作に支障が出ます。





日没が早い秋に役立つライト・反射材


秋は日が短く、夕方には急に暗くなります。ヘッドライトの予備バルブ、反射ベストや反射ステッカーを活用して被視認性を高めましょう。




食べ物・温かい飲み物を携帯

北海道ツーリングでは次の給油所やコンビニまで距離があることも。携帯食(チョコ・ナッツなど)や保温ボトルを持っておくと、エネルギー補給や体温維持に役立ちます。

モバイルバッテリー・充電器

ナビやスマホの電池切れは命取り。長距離ツーリングでは、2〜3回フル充電できる容量のバッテリーが安心です。私は、普段からこのCIOのモバイルバッテリーを持ち歩いています。コンパクトで大容量なのでどこでスマホの電池が切れても安心です笑。積載力の乏しいバイクに優しいサイズです。


USB充電器も設置しておくと、走行中にナビを使用していても電池切れの心配がなくなります。色々なタイプがありますがKaedearの製品はカッコいいので、見てるだけでも気分が上がります!


地図アプリ+紙の地図

北海道は電波が届かないエリアも多くあります。念のため紙の地図をタンクバッグに入れておくと安心です。やはりツーリングマップルRが間違いないです。情報は細かいし、毎年アップデートされているので、私は今だにスマホよりも、紙の地図派です。


ツーリングネット・バッグ・ボックス

荷物が増える秋ツーリングでは、積載力がものを言います。急な買い物や防寒具の脱ぎ着にも対応できるよう、ネットとバッグを活用しましょう。




常備薬・簡易救急セット

長時間のライドでは頭痛薬や胃薬などの常備薬が役立ちます。小さな切り傷用に絆創膏も持参すると安心。




保険証・任意保険の連絡先

万が一のトラブルに備えて、保険証や任意保険のロードサービス連絡先をすぐに取り出せるように準備しておきましょう。


秋ツーリングで注意すべき道路状況


紅葉に目を奪われがちな季節ですが、路面状況には特に注意が必要です。

落ち葉・路面凍結のリスク


濡れた落ち葉はスリップの原因に。特に峠道やカーブでは注意が必要です。10月以降は朝の橋の上で凍結することもあるため、速度は控えめに。



北海道の朝晩冷え込み対策


道内の高原や峠では氷点下になることも。走行前に天気予報を確認し、冷え込みの時間帯を避けることも大切です。


動物の飛び出し(エゾシカ・キツネ)

夕方〜夜にかけてエゾシカが道路に飛び出す事故が多発しています。熊鈴やホイッスルを装備し、スピードは控えめに。

観光地の営業時間が短くなる

秋はシーズンオフに入り、閉館時間が早まります。事前に営業時間を調べ、余裕を持った行程を立てることが大切です。

夜間走行は危険

夜は急激に冷え込み、さらに鹿の飛び出しリスクが高まります。秋の北海道では「日没前に宿へチェックイン」が基本です。


関連記事はこちら👇

秋の北海道ツーリング持ち物チェックリスト

  • 防寒インナー・ネックウォーマー・カイロ
  • レインウェア
  • 夏用+防寒グローブ
  • 反射材・予備のヘッドライトバルブ
  • 非常食・温かい飲み物
  • モバイルバッテリー・充電器
  • 紙の地図
  • ツーリングネット・サイドバッグ
  • 常備薬・救急セット
  • 保険証・任意保険の連絡先

紅葉ツーリングのおすすめルート(北海道編)

北海道は紅葉スポットの宝庫。ライダーに人気のルートを紹介します。

道央エリア(支笏湖〜洞爺湖〜ニセコ)

湖と山々に囲まれた景色は、まさに北海道らしいダイナミックさ。札幌からのアクセスも良く、紅葉ドライブ・ツーリングの定番です。

道東エリア(知床・摩周湖周辺)

知床や摩周湖は紅葉シーズンに幻想的な風景が広がります。野生動物の遭遇率が高いため、安全運転を忘れずに。

道北エリア(美瑛・富良野の丘陵地帯)

なだらかな丘と紅葉のコントラストは、まるで絵画のよう。青い池や温泉地と組み合わせれば一日たっぷり楽しめます。

まとめ

秋のツーリングは紅葉の絶景を楽しめる最高のシーズンです。

しかし、「気温差」「日没の早さ」「落ち葉・凍結」といったリスクを意識しないと、思わぬトラブルにつながります。

しっかりとした防寒・雨対策、視認性を高める装備を整えれば、秋の北海道ツーリングを存分に楽しめるはず。

準備万端で、紅葉と爽快な風を楽しみましょう。

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