──信頼を失う地雷ワードとは?
はじめに|言葉ひとつで信頼は崩れる
営業の現場では、ちょっとした一言が契約を左右することがあります。
トーク内容は完璧だったのに、最後の一言で空気が変わる──
そんな経験、あなたにもありませんか?
実は営業マンの多くが、無意識のうちに“余計な一言”を口にしてしまっているのです。
今回は、実際の現場でよく見かける「地雷ワード10選」と、
それをどう**“信頼を生む言い方”に言い換えるか**を具体的に紹介します。
✅ 1.「逆に〇〇ですね」
🔻 なぜ地雷?
・上から目線に聞こえる
・お客様の意見を“否定”されているように感じる
🔁 言い換え例:
「たしかに、そういう視点もありますね」
✅ 2.「とりあえず見積もりだけでも…」
🔻 なぜ地雷?
・“売りたい感”が前面に出る
・軽く扱われている印象になる
🔁 言い換え例:
「具体的に比較しやすいように、お見積もりだけご用意しておきましょうか?」
✅ 3.「まぁ、これは参考までに」
🔻 なぜ地雷?
・自信がないように聞こえる
・「本気で提案してないの?」と思われる
🔁 言い換え例:
「〇〇様の条件に合うかどうか、選択肢のひとつとしてご提案させていただきます」
✅ 4.「ウチではよくある話です」
🔻 なぜ地雷?
・お客様にとっては“初めての悩み”かもしれない
・共感より軽視に聞こえる
🔁 言い換え例:
「似たようなケースで悩まれた方もいらっしゃいました。よかったらその事例もご紹介しますね」
✅ 5.「お時間大丈夫ですか?」(序盤で)
🔻 なぜ地雷?
・話を始めた直後にこれを言うと、面倒くさい雰囲気を出してしまう
・お客様に“距離を置かれる”トリガーになりやすい
🔁 言い換え例:
「〇〇だけ簡単にご紹介してもよろしいですか?」
✅ 6.「わかります、それ、自分も経験あるんで!」
🔻 なぜ地雷?
・“共感風”の“自分語り”に聞こえる
・お客様の話を奪ってしまう
🔁 言い換え例:
「そうだったんですね…。そのとき、どう感じられましたか?」
✅ 7.「今決めてもらえると、特典がつきます」
🔻 なぜ地雷?
・“押し売り感”が強くなる
・不信感や「今日しか買えないの?」というプレッシャーになる
🔁 言い換え例:
「ちょうど今〇〇の特典期間中ですので、もしご縁があればこのタイミングもおすすめです」
✅ 8.「正直、私もこの商品が一番好きです」
🔻 なぜ地雷?
・自分の好みとお客様の価値観を混同してしまう
・“営業トーク”感が出る
🔁 言い換え例:
「〇〇様の〇〇という条件に一番近いのが、こちらのモデルです」
✅ 9.「これ、他のお客様もよく買ってます」
🔻 なぜ地雷?
・“みんなが選んでる”という理由だけだと、個人のニーズが軽視されている印象になる
🔁 言い換え例:
「同じような使い方をされる方が、このモデルを選ばれることが多いです」
✅ 10.「どうされますか?」
🔻 なぜ地雷?
・丸投げされてる印象を持たれやすい
・クロージングの弱さが露呈してしまう
🔁 言い換え例:
「今お話した中で、〇〇と〇〇のどちらが気になりましたか?」
🔍 なぜ“地雷ワード”は出てしまうのか?
共通しているのは、「悪気はないけど、無意識に出てしまう」という点です。
背景には…
- 緊張からくる口癖
- 自分中心のトーク構成
- 相手の反応を想像できていない
…といった、**営業の“クセ”や“焦り”**があります。
✅ 地雷を避けるための3つの習慣
① 録音して自分のトークを振り返る
→ 無意識の口癖に気づける
② “その言葉、相手はどう感じるか?”を意識する
→ 言葉に“感情の先読み”を加える
③ 提案内容より「空気の作り方」を意識する
→ 信頼は“何を言うか”より“どう伝えるか”で決まる
✍️ まとめ|言葉選びが、信頼を作る
営業で成果を出す人は、トークスキルが高いだけではありません。
「余計な一言を言わない」=マイナスを生まない力があるのです。
営業は、信頼の積み重ねで成り立つ仕事。
信頼を崩す“たった一言”を減らすことが、着実な売上アップにつながります。
ぜひ今日から、“余計なひと言”を意識してみてください。
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