──親に話す前に、絶対にやっておくべきこと
■ 「親が反対するのはわかってる」それでも、乗りたい
「バイクに乗りたい。でも親に言ったら反対されるのは目に見えてる。」
そんな声を、僕は何度も聞いてきました。
バイク屋として、そして一人の大人として。
結論から言うと、親の反対をゼロにするのは難しいです。
でも、反対されにくくする準備をすることはできます。
そしてこの「準備」ができていない状態で話してしまうと、こうなります。
- 「まだ早い!」
- 「危ないし、絶対ダメ!」
- 「免許なんか取らせない!」
でも逆に、きちんと準備して話せば──
「話は聞くよ」と言ってもらえる可能性がぐっと高まります。
今回は、そんな「高校生が親にバイクの話をする前にやるべきこと」をまとめました。
■ ステップ①|まず、ルールを自分でちゃんと調べよう
バイクに乗るって、「カッコいいから」だけじゃダメです。
✅ 原付と125cc以上では免許が違う
✅ 高校の校則でバイク禁止のところもある
✅ 無免許・無保険は当然NG。捕まったら人生に傷がつく
こういう基本的なルールを、自分の言葉で説明できるか?
これが親にとって最初の安心材料になります。
「学校では許可されてる」
「〇〇ccに乗りたい理由は〜」
「交通ルールは◯◯だから大丈夫」
──そうやって冷静に話せる人は、親からの見え方が全然違います。
■ ステップ②|お金はどうする?を自分で考える
次に来るのが、お金の話。
「バイク買って」「免許取らせて」
って全部お願いするのは、たいてい失敗します。
最低限、以下の費用をざっくり把握しましょう:
- 免許取得費用(原付:約1万円/普通二輪:約8〜10万円)
- バイク本体(中古:20万〜50万円)
- ヘルメットや保険(安全装備も必須)
合計で最低でも10万円以上は必要です。
✅ アルバイトして自分で貯めるのか?
✅ 一部は親にお願いするにしても、どこまで自分で出すのか?
こうした「お金の計画」を自分で立ててから話すと、
親は「本気なんだな」と受け取ってくれやすくなります。
■ ステップ③|“なぜ乗りたいのか”を言語化する
これが一番大事なポイントです。
バイクに乗りたい理由が「なんとなく」だと、親はまず納得しません。
あなたは、こう聞かれたときに答えられますか?
「バイクに乗って、何がしたいの?」
「自転車じゃダメなの?」
✅ 通学・通勤に使いたい
✅ 趣味としてツーリングをしてみたい
✅ 将来バイク関係の仕事に就きたい
こんなふうに、自分の「目的」や「将来」にバイクがどう関わるかを語れると、親の反応は変わります。
■ ステップ④|安全対策を自分から話す
「バイクは危ない」
この一言が、親の反対理由の9割以上を占めます。
でも、そこにちゃんと向き合ってるかどうかで、信頼は変わります。
✅ ヘルメットはフルフェイスにする
✅ プロテクター付きジャケットを着る
✅ 無理な運転は絶対にしないと約束する
✅ 雨や夜間の走行は避けるようにする
こういった安全対策を自分から話せば、
「ちゃんと考えてるな」と思ってもらえます。
■ ステップ⑤|“話す”前に、“書く”のもアリ
口でうまく言えない人は、手紙でもLINEでもいい。
✅ なぜ乗りたいのか
✅ どんな準備をしているのか
✅ 危険にどう向き合うつもりなのか
✅ 最後に、親の気持ちを理解してること
これらを伝えることで、真剣な気持ちはしっかり届きます。
■ 最後に|反対されても、焦らないこと
どうしても反対される時期もあります。
「うちは絶対ダメ!」と言われることもあります。
でも、大事なのは**「敵」として話すのではなく、「味方」として理解を求める姿勢**です。
親は敵じゃありません。
あなたのことを心配している“味方”です。
その味方に「応援してもらえる自分」になるには、
今回のような準備と対話が何よりの武器になります。
✅ まとめ|親にバイクを話す前にやるべきこと5選
- バイクのルール・免許制度を自分で調べる
- 必要な費用を計算し、自分でどうするか考える
- 乗りたい理由を言語化しておく
- 安全対策を自分の言葉で説明できるようにする
- 伝え方に自信がなければ“書いて伝える”のもアリ
焦らず、逃げず、堂々と。
ちゃんと準備して話せば、
あなたの「バイクに乗りたい」は、きっと届きます。
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