はじめに|「みんなで走る」にはルールがある
バイクで仲間と走る“マスツーリング”は、ソロツーリングでは味わえない一体感や楽しさがありますよね。
でもその反面、「先頭についていけない…」「列がバラバラになる」「トラブルの対応がわからない」など、ちょっとした不安や混乱も起きがちです。
実はこれ、ポジションの役割分担ができていないことが原因かもしれません。
この記事では、マスツーリング初心者に向けて、**安全で楽しく走るための「役割」と「おすすめポジション」**をわかりやすく紹介します。

マスツーリングで大切な「5つの役割」
マスツーリングは、ただ列をなして走るだけではありません。
全体をスムーズに進行させるためには、それぞれのポジションに役割を持たせることが大切です。
① リーダー(先頭)|方向・ペースを決める司令塔
- ルート・休憩場所を把握し、全体のペースを調整
- 交通状況や路面をいち早く察知して合図を出す
- 経験豊富な人が担当するのが理想
👉 ポイント:焦らず走れる人・道に詳しい人が向いています。

② フロントサポート(2〜3番手)
- リーダーの動きを見て、後続に流れを伝える役
- リーダーと初心者の橋渡し的な存在
- 落ち着いて走れる人に適任
👉 前半グループは“リズムを作る”大事な役割です。

③ 初心者・不慣れな人(中央付近)
- 前後にサポートがいて安心
- 無理なスピードを出す必要がない
- トラブル時もフォローされやすい
👉 マスツー初心者は、まず“中央”が基本ポジション!

④ リアサポート(後方グループ)
- 隊列が乱れていないかを見守る
- 初心者が不安にならないよう距離感を調整
- ベテランライダーがフォローするのに適した位置
👉 走行安定性や気配り力が必要なポジション。

⑤ スイーパー(最後尾)
- はぐれた人のフォロー、トラブル時の救援
- インカムでリーダーと連携できるとベスト
- 工具やパンク修理キットを持っているとさらに安心
👉 いわば“マスツーの守護神”のような存在です。

初心者におすすめのポジションは?
ズバリ、**「隊列の真ん中」**です。
なぜなら…
- 前後に経験者がいて安心
- 無理に飛ばす必要がない
- 道を知らなくても大丈夫
- 何かあってもすぐフォローが入る
初心者がやりがちなのが、「一番後ろの方が気楽そう…」という選択。
でも実際は、最後尾はもっとも責任が大きいポジションなんです。
ポジションごとの隊列イメージ(6人編成の例)
【先頭】リーダー
↓
【2番手】フロントサポート
↓
【3〜4番手】初心者 or 慣れていない人
↓
【5番手】リアサポート
↓
【最後尾】スイーパー
※7人以上の場合も、基本は同じ構成を崩さず調整します。
インカムがあるとさらに安心!
- 先頭と最後尾で連絡が取れるだけで安心感が段違い
- 信号待ちやトラブル時の連携がスムーズ
- 初心者も「ちょっと休みたい」と相談しやすい
👉 インカムがない場合は、停車時の声かけやLINEグループでのフォローを。
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トラブル時の基本ルールも押さえておこう
- 誰かが止まったら、前の人が気づいて戻るのが基本
- 全体が見えないときは、数台ごとに止まる判断もあり
- リーダーだけが遠くへ行ってしまわないように要注意
まとめ|役割があるから、安心して楽しめる
マスツーリングは、ただ一緒に走るだけではなく、**お互いを気遣いながら楽しむ“チームツーリング”**です。
だからこそ、役割やポジションを意識するだけで、
初心者もベテランも、もっと安全に、もっと楽しく走れるようになります。
最初は中央で、経験を積んだらサポート側へ。
そんなふうに成長していくのも、マスツーの楽しさのひとつです😊
📌 次回は「千鳥走行の基本と注意点」について詳しく解説予定!
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