長くバイクショップで働いていると、「嘘でしょ!?」と耳を疑うような出来事に遭遇します。
今回は、その中でも“笑って学べる”トラブル事例をご紹介。
もちろん、当事者のお客様にとっては一大事だったのですが…
この記事を読んだあなたが、同じミスをしないためのネタ帳になれば幸いです。
1.
バイクロックにバイクの鍵を刺して「ロックが外れない!」
「鍵はあるのに、ロックが開かない!」と、焦った様子でご来店。
確認すると、ディスクロックに車体のメインキーを刺していたんです。
見た目が似てるとはいえ…鍵は正直です(笑)
ロック用の小さな鍵を、普段と違う場所に保管していたとのこと。
🔑教訓:複数の鍵がある場合は、用途ごとにキーホルダーで分けると◎
2.
イグニッションが「ACC」で「セルが回らない!」
「バッテリーが上がったかも!」と連絡を受けて現場に急行。
…キーが「ACC(アクセサリー)」の位置でした。
そりゃセルは回らないです。
🔧ONにするだけで、エンジン始動OK。
※緊張してたり焦ってると、よくあります。
3.
バイクが傾いた状態で「オイルが入っていない!」
「納車したばかりなのに、オイルが空です!」とご連絡。
確認すると…バイクをサイドスタンドで傾けたまま確認していたんです。
そのタイプのオイル点検窓は、垂直でないと正確に見えません。
🛢教訓:「水平・垂直・地面平坦」でチェックが基本!
4.
ラジエーターファンが回っていない=「クーラントが少ない!」
「水温が上がってきてるのに、ファンも回らないし、クーラントも減ってる!」という相談。
でも実は――
エンジンが冷えている状態でクーラントの量を見ていたのが原因でした。
💡クーラントの正しい確認方法は「エンジンをしっかり暖気し、ラジエーターファンが回った後」。
冷えていると液量が少なく見えて当然。気温や気圧でも見え方が変わります。
焦らず、温まってからチェックを!
5.
シート下にパンパンに物を詰めて「シートが開かない!」
「シートが壊れたかもしれません!全然開きません!」と駆け込んできたお客様。
開けてみると…中には工具・雨具・ロック・財布・充電器・お土産…詰め込みすぎ!
ラッチ部分に荷物が当たって、ロックが引っかかってたのが原因。
🎒教訓:荷物は“ロック部の動き”に干渉しないように。
パンパンすぎると壊れる可能性も!
【まとめ】笑える話こそ、バイクの教科書!
今回の話はすべて実話ベース。
笑えるようなミスも、「誰にでも起こりうる」からこそ怖いんです。
- セルが回らない → イグニッション、ACC?
- オイルが空っぽ → バイク、傾いてない?
- クーラントが減ってる? → エンジン冷えてない?
ちょっとした知識と落ち着きが、バイクライフをぐっと快適にしてくれます。
最後に一言。
バイクは“乗る前の確認”が一番大事。
焦らず、慌てず、落ち着いて。
それでも困ったら…お気軽にショップへどうぞ(笑)
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