💡 冬が近づくと急増するトラブル。それがバッテリー上がりです。
道内で初雪が観測され始める時期は、
「冬眠前にガソリン満タンにしておこう」と動くライダーが多くなります。
そして地味に起きやすいのが、バッテリー上がり。
最後に乗ったのはGW、数ヶ月放置…。
よくある光景です。
「今から交換するのもなぁ…」
そんな時でも、ジャンプスタートを覚えておけば動かせます。
この記事では、初心者でも安全にできる手順と注意点を解説します。
■まず確認!それ本当にバッテリー上がり?
🗨 症状チェックが最短で解決する近道
次の症状があればほぼ確定。
- セルが弱い/回らない
- ライトが暗い
- ウインカーが遅い
⚠ 似てるけど違う原因
- キルスイッチ
- サイドスタンド
- ギアが入ったまま
- ヒューズ切れ
まずここを確認してから次へ。
■ジャンプスタートのやり方(ここだけ覚えればOK)
🗨 「+→+→−→−」この順番だけでいい
✔作業前にチェック
- 両方エンジンOFF
- 金属に素手で触れない
- 周囲に可燃物なし
🔌 ケーブル接続の順番
「つなぐ順番:+→+→−→−」「外す時は逆」
■車からジャンプしても大丈夫?
🗨 結論:基本的にOK
必要なのは「安定した電圧」。
バッテリーが大きいから危険というのは誤解です。
❌ NG行為
- +−を逆にする
- 車の回転を上げる
- 接触が浅い
⚠ 回転数を上げるのは逆効果。
■掛かった後が本番
🗨 ジャンプは応急処置。ここからが大事。
💡掛かったら
- 20〜30分走行
- 再発するなら寿命サイン
弱ったバッテリーはそのまま使わない方が安心です。
■手順フローチャート(初心者向け)
①エンジンOFF → ②+ケーブル接続 → ③−ケーブル接続
→ ④車を始動 → ⑤バイク始動 → ⑥外す時は逆
■持っておくと安心なアイテム
🗨 トラブルに強くなるのは“準備した人”
🔋 小型ジャンプケーブル
「許容電流値」が大事
様々なタイプのケーブルが販売されていますが、選ぶ際に最も重要なのは許容電流値。
ブースターケーブルは、商品によって流すことが出来る最大電流が決まっており、
車種に必要な電流を流せるケーブルを使用しなければ、エンジンを始動できない。
それどころか電流値が小さいと、ケーブルが発火する危険性があります(電流値が高い分には問題ない)。
電流値50A以下は400ccまでのバイクや軽自動車、
電流値80Aは大型バイクや2000cc程度の乗用車、
電流値100Aは乗用車やトラックに対応。
80~100Aを選ぶのが間違いないです。
ケーブルの長さは、3mもあれば十分。
それ以上長いケーブルは、より様々な状況に対応できるが、
運搬を考えると思いのほかかさばってしまう。
クリップに関しては、大きすぎても小さすぎても使いにくい。
バイク側のバッテリーは端子が小さく、クルマ側のバッテリーは端子が大きいため、
上手く挟み込めない場合がある。
🔋 モバイルジャンプスターター
最強。スマホも充電可能。
使う頻度は少ない。でも、あるだけで安心。
■よくあるミス
- 火花が怖くて接触が浅い
- 逆極性接続
- 掛かった瞬間にアクセルON
⚠ これ全部、毎年よく起きます。
ハイブリッド車は救援NG!
ハイブリッド車では他車を救援できないことも覚えておこう。
ハイブリッド車には、高電圧(200V以上)の駆動用バッテリーと、
12Vの補機用バッテリーがあるが、
どちらとつないでも救援車のエンジンがかかった瞬間に大きな電流が流れ、
ハイブリッド車の電装系やユニットを故障させる恐れがある。
■まとめ
バッテリー上がりは誰でも起こるトラブルです。
でも大事なのはここ。
🔑 正しい順番さえ覚えれば怖くない。
冬眠前の準備に、ぜひ覚えておいてください。
ジャンプスターターが1つあれば安心感は段違いです。

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