バイクを高く売るコツ|数万円の差を生む5つのポイント

目次

はじめに

皆さんこんにちは!北海道でバイク屋の店長をしているゆきヘル店長です。

同じバイクでも、売り方ひとつで数万円〜数十万円の差がつくことをご存じでしょうか?
「そろそろ乗り換えたい」「維持費が気になるから手放したい」そんなとき、どうせ売るならできるだけ高く売りたいですよね。

この記事では、バイクを高く売るために押さえておきたい5つのコツを、営業歴16年、店長歴9年の私が、現役販売店の視点も交えて解説します。

査定前にできる下準備

見た目の印象を整える

査定員は最初に外観をチェックします。

査定員も人ですから、ぱっと見の印象が良い車両の方が評価が高くなりやすいです。

なので、


・しっかり洗車して汚れを落とす
・樹脂パーツに艶出しを塗る
・シートやハンドル周りの埃を拭く


これだけで「丁寧に乗っているバイク」という好印象を与えられます。

純正パーツを揃える

マフラーやハンドルをカスタムしている場合でも、純正パーツが揃っていればプラス査定。
「ノーマルに戻したいお客さんにも売れる」と判断されるからです。

特に、車検に通らないカスタムをされている場合は、ノーマルパーツがあるかどうかで査定に大きな違いが生まれてきます。

買い取った後に、店舗でノーマルパーツを手配しなければならないので、その分の費用もマイナス査定されるからです。

書類や整備記録を準備

取扱説明書や整備記録簿が残っていれば必ず用意しましょう。
「メンテナンスされてきた安心感」が評価に直結します。

売却タイミングを見極める

春先は高値シーズン

3〜4月は新生活・ツーリングシーズンのスタート。需要が集中し、業者も在庫を確保したい時期なので高値が付きやすいです。

モデルチェンジ前後に注意

メーカーから新型が出ると旧型の価値は一気に下がることがあります。
「来年フルモデルチェンジ」と噂が出たら、早めに動いた方が無難です。

基本は「売りたいと思ったらすぐ」

タイミングを見極めるのも大切ですが、結局のところバイクは時間が経つほど価値が下がっていく乗り物です。
「そろそろ手放そうかな」と思った段階で査定に出すのが、実は一番の高値売却につながるコツ。
迷っているうちに走行距離が増えたり、傷がついたり、モデルチェンジの波に飲まれたりして値段が下がるケースは多いのです。

「将来値段が上がるかも?」

最近の旧車ブームや、生産終了車両の大幅な値上がりを目の当たりにすると、こんな希望が湧いてくると思います。

確かに長く所有して値上がりを待つのも一つの手段です。

ただ、株などと違いバイクはただ置いておくと色々な部分が悪くなっていってしまいます。

高く売れる状態を維持していくには、整備コストもそれなりにかかってきます。

相場の値上がり分と整備コストを天秤にかけて利益が出るか判断しなければなりません。

これはプロである我々にも予測できない領域ですが、このやり方は、個人的には部が悪いギャンブルだと考えていますのでおすすめしにくいです。

地域特有の需要

北海道のように冬季はバイクに乗れない地域では、「冬眠明けの春」と「シーズン終盤の秋」に相場が動きやすいのも特徴です。

売却先を選ぶコツ

買ったお店に聞く

まずは、買ったお店に聞いてみましょう。

販売データを持っているはずですし、基本的には買ったお店でメンテナンスを受けている方が多いと思います。

どんな整備をしてきているかわかっているお店の方が高値をつけやすいはずです。

複数社で査定を取る

ただし、1社だけでは相場がわかりません。最低でも2〜3社で査定を比べましょう。
時間がなければネット一括査定サービスも有効です。

専門店と一般買取業者の違い

バイク専門店は「パーツ価値」「人気度」を正しく評価してくれる一方、車メインの業者は安めになる傾向があります。
特に人気モデルやカスタム車は、バイク専門店に持ち込む方が高額になりやすいです。

ネットオークション・個人売買

「最高値がつく可能性がある」反面、名義変更やトラブルのリスクも。初心者にはおすすめできません。

高く売れる車種と条件

人気モデルは安定して高値

  • カワサキ Z900RS
  • スポーツスターシリーズ
  • 丸いヘッドライトの4気筒ネイキッド(ゼファー、ZRX,CB400SFなど)
  • 2ストローク車両(NSR、TZR、ガンマなど)

こうした人気モデルは需要が高く、年式が多少古くても値段が落ちにくいです。

走行距離と使用状況

同じ年式でも、2万kmと5万kmでは大きな差。

また、購入されるお客様の受け取り方が変わってくるので、

実は29,999kmと30,000kmでも査定金額は変わってきます。


また「事故歴なし」「ワンオーナー」も強みになります。

メンテナンス履歴

定期点検を受けているかどうかは、査定員にとって重要な判断材料。
売却するお店での点検記録がない場合は、点検してきた記録簿などを参考資料として提示しましょう。

査定交渉のポイント

他社の査定額を伝える

「他店で45万円でした。御社ではいくらになりますか?」と聞くだけで交渉が有利に進みます。

即決条件を伝える

「50万円になるなら、今日置いていきます」と伝える。お店にゴールを提示することで、お店側が頑張りやすくなります。

強気すぎない態度

過剰な駆け引きは逆効果。誠実に話しながら相場感を持って交渉することが大切です。

まとめ

バイクを高く売るには、
1. 査定前に下準備
2. タイミングを見極める(基本は「売りたいと思ったらすぐ」)
3. 複数の売却先を比較
4. 人気車種や状態を活かす
5. 誠実に交渉する
この5つを押さえるだけで、同じバイクでも数万円〜数十万円の差が出る可能性があります。

大切に乗ってきた愛車だからこそ、正しい売り方で気持ちよく次のライダーに引き継ぎましょう。

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